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運転生活

アメリカに来て初めてマイカー通勤をすることになりました。

東京では内勤職だし、運転する必要性が今までなかったもので、実は免許も持っていませんでした。アメリカ駐在が決まってからは運転しないという人生の選択肢はなくなり、今までは縁のない、もしくは避けてきた車生活と向き合うことになりました。

車生活をスタートされるための第一歩は教習所に通うことでした。仕事帰りと週末にスケジュールを詰め込んでも3ヶ月間はかかりました。内示も部内への発表も幸いかなり早い段階で通知され、おかげで引継ぎもスムーズ。残業も少なくなったから定時後に駅まで走って教習所に向かう日々が続きました。週末は週末で最低1日は潰れました。元々運転は怖いという先入観しかなかった人間なので、楽しいというより完全に仕事みたいに捉えてましたね(むしろ仕事の方が楽しいと思うときもあった)。

教官には色んな人がいましたね~。マスク姿がイケメン(マスクを外してる顔は一度も拝見しておりません)で教え方も上手い人もいれば、路上中に終始くっちゃべって逆に集中力を奪う教官や、普段は優しいのにある日だけ無精髭で現れて超絶不機嫌な感じを醸し出して一体何があったんやとこっちが心配してしまう教官などなどがいました。因みに、昔と違って既に頭の中のお花畑はなくなったので教習所マジックはなかったな~笑

そんなこんなで、バカ真面目だからなのかビビりだからなのかわかりませんが、幸い卒検も学科試験も一発で合格することができました。(就職試験ぶりの試験だったし、周りも若い子←ばかりだったので若返った気分♪なんて浮かれるのは紛れもなくBBAだからですが。笑)

で、本題に戻って、日本の免許を交付して貰った直後に国際免許も作っちゃいました。渡米して1年間は国際免許で運転できますからね。それに行ってすぐにアメリカの免許を取る時間がなさそうだし。

免許交付から出発まで3ヶ月間もあったので、カーシェアリングに加入して、首都高で練習したり、大した用もないのにやたらと遠めの大型ショッピングモールに行ったりして日々運転を慣らしました。

そんな気持ちも技術も完全な初心者だったまま渡米。

レンタカーは会社経由で借りてもらうから初出勤日までの2日間はタクシーにしか乗ってませんでしたが、通勤初日の帰りはいよいよレンタカー。

左ハンドルだぜ。

色々混乱してたけど固まる余裕なんてない。いざ運転。

そしていきなり高速。

・・・あれ?ここから記憶なくたってんだけど。どうやって帰ったんだっけ?笑

 

一番命の危険を感じたのは、レンタカーだし春だからって油断して空調の操作方法を調べなかったのね。そしたらある日、高速を走ってる最中に突然暴風雨が。外の気温も急低下して、ガラスが曇り、前がZENZEN見えないYO!デフロスターがどこにあるかわかんない~死ぬ~と車内で一人で泣きながら運転しました。幸い、高速はあまり長くなかったから、降りた瞬間安全な停止場所を必死になって探してデフロスターを見つけて安全運転再開できました。ふ~。

 

そんなレンタカーとは早くおさらばしてマイカーを買わねば。その前に免許かな。と色々思いましたが手続きの順番がややこしかった。以下、PA州に限り有効かもしれませんが、私が経験してきた諸手続きの流れです。

まず、免許取得には先に車が必要なのです。何故なら路上試験は自分の車で行うからです。通常のレンタカーではできません(ドライビングスクールや専門の会社はあるみたいだけど)。そして車を買うには保険と勿論、免許が必要です。鶏と卵だね。笑

まぁ、でも当然突破口はあるわけで。まず、車を買うための免許は国際免許でも可能なのです。なので日本で予め取得したことは大正解でした。ただ、州発行の身分証明書も必要なので、これを予め取得しました。ビザと雇用証明書と住所があれば手続可能なので家が決まって一番最初に手続きしたかな。そして自動車保険は購入する車のVIN(Vehicle Identification Number)が必要なのでこれもまた鶏卵。私は、代理店を通じて即日発行可能な保険を探して貰って、いついつにディーラーに車に買いに行くからその日発行できるように予約。あ、ディーラーにも予約を入れた方がスムーズでした。(購入する車が決まってなくて、ディラー廻りをするのであれば、先にそれを済ませてから購入日を決め他方が良さそう。)そして、購入日当日は午前中からディーラーへ。保険は即日発行できても時間がかかりますからね。車種の決め手は別途話しますが、カーシェアリングで乗ってた車を買おうと決まってたので、ディーラーに行ってからは話が早かったです。ちょっとだけ試乗して、決めて、VINを貰って、保険会社に連絡して、仮の保険カードをディーラーにFAXして貰って(PCを持ってくればもっとスムーズだったかもだけど)、小切手にサインして渡して、終わり。実際は半日くらいかかったけど、意外とスムーズでした。

余談ですが、支払の時「Cash or credit?」と聞かれて、小切手で支払うけどCheckの選択肢はないのかよ?って思・・・わなかったですね。事前に調べたのですが、Cashは小切手で一括支払い、Creditはローンということです。

で、もう一つ問題があったのですがこれもディーラーと事前に相談することでスムーズに行きました。レンタカーでディーラーに行って、新しい車を購入するわけですが、じゃあレンタカーはどうするのよ?ということです。これは、もう一人免許を持つ知り合いと行けば一人はレンタカーを返却して、一人は車を運転して帰ることができますが、当時私は一人で全部を済ませました。ディーラーとレンタカーに相談して、ディーラーに車を置いて、レンタカー屋さんにピックアップしてもらうように取り付けました。大手ディーラーだと随分とこなれた感じ(笑)で引き受けてくれるようです。

そんなこんなで、韓国製のレンタカーとさよならし、新しい日本車と帰ったわけですが、この時点ではまだ国際免許所有者。ハードルはまだ残っている。

PA州で(他の州も同じだと思いますが)免許を申請するにはSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)と先に交付して貰った州発行のIDが必要です。それに加え、身体的に運転しても問題ないという医師の診断が必要で、このサインを貰うために近くのクリニックに行きます。保険対象外ですが、費用も30ドルほどで高くはありません。申請書と必要書類を持ってお近くの免許センターまで行けば、申請書が受理された後その場で学科試験が受けられます。タッチパネルのパソコンで十数分ほど試験を受けて、合格すれば即日仮免許が交付されます。

その次に路上試験を後日受けますが、PA州の路上試験は正直難しくありません。難しくないのですが、私は2回も受けるハメに・・・(正確には仮免の時を除いて3回も試験場に行きました)。1回目は、書類を間違えました。試験を受ける前に、仮免許、国際免許+日本の免許証、自動車登録証、そして自動車保険証を見せる必要があるのですが、自動車登録証と自動車の権利証を間違えて、試験をリスケジュールしなければなりませんでした。2回目は、やっと試験が受けられて、最初に行う縦列駐車の時にシートベルトを外すして(日本では認めれれてるじゃんか!)、落ちました。3度目の正直でやっと合格し、免許交付となりましたが、なんとも長い道のりでしたよ。ふー。

晴れてアメリカの免許を手に入れることができましたが、運転はやはり油断大敵。1年目はヒヤリハッとは沢山あったたものの、緊張しまくっていたのでスピードは出していませんでした。2年目になって、他州での旅行中、ド田舎で時速65マイルのゾーンを80マイルで走ってたらド田舎のSheriffにキップを切られちゃいました。・・・言い訳は言いません。素直に$170支払って点数もつけられちゃいました。反省。猛省。

今後は更に気を引き締めて運転生活を続けたいと思います!

 

やっとここからが本当に書きたかったことですが(前置き長いよね)、そんな私の愛車は・・・愛車についてはこちらの別記事にて書きます。